競歩男子、東京五輪メダル獲得へ酷暑対策 リオ銅・荒井「暑さで有利に立てるよう」

東京五輪に向けたシミュレーション合宿を公開した競歩ナショナルチームの荒井広宙(先頭)ら
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 東京五輪でメダル獲得の期待がかかる陸上の競歩男子日本代表が4日、都内で、2年後の本番に向けた想定合宿を公開した。同五輪の競歩は50キロが午前6時、20キロが午前7時スタートに決定。30度を超える気温下でのレースが予想される中、日本陸連は科学委員会を中心に暑熱対策に取り組んでいる。

 本番を想定し、この日の練習は午前7時に開始。30度近い気温の中、選手たちは心拍数や深部体温、発汗量などのデータを取った。先週は涼しい北海道の千歳(気温21~22度)で同様の測定をしており、比較の中で暑さでどれだけ個々の体に負荷がかかっているかのデータを収集。今後に生かす構えだ。

 リオデジャネイロ五輪50キロ銅メダリストの荒井広宙(自衛隊)は「千歳と今日で心拍数は5ぐらい違った。それだけ暑さのストレスがかかっている」。この日の練習では時に氷を持って走るなど、本番を見据え、さまざまな手段を考えている。「リオとは比にならない酷暑になる。暑さで有利に立てるように準備したい」と力を込めた。

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