水球女子、男子監督SNS批判問題アジア大会合宿は全員参加 過半数ボイコット表明も

 日本水泳連盟は31日、水球女子代表の合宿が選手からの申し出で打ち切りとなった問題で、都内で経緯説明を行った。

 水連の坂元要倫理委員長によると、同代表13人のうち7人が、7月の練習試合で対戦相手だった日体大の塩田コーチによる、「代表選手が意図的にラフプレーをした」という叱責や、男子代表の大本洋嗣監督からSNS上で批判されたショックで、今月中旬の合宿が途中で打ち切られた。同選手たちは30日からのアジア大会(8月・ジャカルタ)に向けた合宿への参加見合わせの意思表明をしていた。

 水連の水球委員会は30日からの合宿について会議を行い、「代表合宿は予定通り実施する」、「塩田コーチは代表合宿スタッフに当初計画から入っていない。この点は代表合宿参加見合わせの理由にならない」、「大本氏のSNS投稿についての水連の対応は、水泳連盟倫理委員会が規則に基づいて事実を調査し、理事会が決定すべきものである。選手の要望は調査の過程におちて斟酌すべき事情ではあるが、選手の要望のみで処分するしないを決定する性格ではなく、かつ、大本氏のSNSの投稿に対する水連の対応が確定することが、合宿参加するための条件として不可欠とも言えない」、「よって、選手が代表合宿に自らの判断で参加しないのは自由であるが、代表合宿自体は予定通り実施する」ことなどを決定。また、第三者委員会による調査も決まり、前日から始まった合宿には13人全員が参加しているという。坂元倫理委員長は「選手は納得したんだと思う」と、話した。

 アジア大会にも予定通り出場の方針だが、第三者委の調査は継続して実施。水連は大本監督の投稿が適切であったかどうかなどを判断し、処分を決める。

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