安美錦、豪風との高齢対決を制して6勝目「目の前の相撲を一つ一つ」

 「大相撲名古屋場所・8日目」(15日、ドルフィンズアリーナ)

 39歳9カ月の十両安美錦(伊勢ケ浜)が39歳0カ月の豪風(尾車)との高齢対決をはたき込みで制し、6勝目(2敗)を挙げた。通算勝ち星数が872勝に達し、昭和の大横綱・大鵬と並ぶ歴代8位となった。

 豪風が手を付かず2度の仕切り直し。「イライラしても仕方がない。いつもと違う何かやってくると思った。読み合いじゃないけどね。しっかり自分のやることを考えて相手のことを考えた」と冷静だった。

 立ち合い、右から張ると、体を開きながら相手の首を押さえ、思い切りたたきつけ、相手を転がした。

 「張って一つ止めていこうと。体がはたきにいった。結果オーライ。思い切ってやれて良かった」。ベテラン対決の読み合いにも完勝し納得顔だった。

 偉大な先人に並んだことには「いいのかな並んで。そんなにやってたのかなと思うけどね。肩を並ばせてもらうのは光栄なこと」と、恐縮だった。

 先場所は再入幕したが古傷の右膝を悪化させた影響もあり4勝11敗と負け越し。仕切り直しとなった十両で再入幕も視界。「目の前の相撲を一つ一つこなしていくことしかない」と気を引き締めた。

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