角界一のサッカー通、鶴竜がW杯語る キーマンは「大迫、本田」優勝はベルギーを予想
「大相撲名古屋場所」(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)
角界一のサッカー通で知られる横綱鶴竜(32)=井筒=が26日、日本代表が快進撃するW杯に関し、大いに語った。
日本は初戦のコロンビア相手に2-1で金星を挙げ、先日は強豪のセネガルに2-2のドロー。「逆風に向かって『見せてやる』というか意気込みを感じる。いいパワーをもらった」と連日、サッカーから目が離せない。
キーマンは「コロンビア戦の大迫、W杯でやってくれる本田」と挙げた。個人より今回はチームとしての日本の団結を絶賛。「全員でしっかり守って、FWもしっかり守っている。成長じゃなく、みんながいつも通りを出せている。自分も土俵でやらないとダメと思う」と、刺激にした。
日本代表だけでなく各国のプレーにくぎ付け。優勝候補は「ベルギー」ときっぱり。「優勝するなら今しかない。すべて中盤も安定している」と評価。特にFWルカクの破壊力に関し「スーパースターは研究されてその上をいく活躍をする」と熱弁した。
日本が決勝トーナメントに進出した場合、そのベルギーと激突する可能性にも言及。「ベルギーは3バック。崩せるとしたらDF3人だからそこがチャンス」と鶴竜流の必勝策を披露した。
この日は力士会に出席後、愛知県知事、名古屋市長を続けて表敬訪問。大村知事、河村市長とは恒例の相撲を取り、ともにすくい投げで転がした。
市長から「一番、強く投げられた」と言われ「派手な方がいいかと」と鶴竜。サッカー日本の活躍に触発され、3場所連続優勝へも気合。「このいい流れでいつも通りできることをやる」と力込めた。27日から早速、出稽古に行くことを予告した。