ソフト・日本、アメリカに3戦全勝 上野は東京五輪を想定

 「ソフトボール女子・国際親善試合、日本2-0米国(23日、福島県営あづま球場)

 2020年東京五輪会場で行われ、世界ランキング2位の日本は1位の米国を2-0で下し、3戦全勝で終えた。日本は三回に山田恵里(日立)の2点本塁打で先制。エース上野由岐子(ビックカメラ高崎)と藤田倭(太陽誘電)の継投で得点を許さなかった。

 東京五輪で使用する球場での一戦に、日本の宇津木監督は試合前、選手に「五輪の会場という意識を持ってやろう」と声を掛けた。日米対抗初の3戦全勝に貢献した35歳のエース、上野は「ここで五輪が行われるという実感を、自分たちだけじゃなく福島の皆さんにも持ってもらえた」。7千人を超える観客が詰めかけたスタンドから大きな拍手を浴び、金色のユニホームに身を包んだ選手は大舞台へ思いをはせた。

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