ラグビー23日ジョージア戦、リーチ主将「ありえない」とフィジカル警戒
「ラグビー・テストマッチ、日本-ジョージア」(23日、豊田スタジアム)
6月のテストマッチ3連戦最終戦を控えて、日本代表は22日、豊田スタジアムで最終調整した。
日本の世界ランキング11位に対しジョージアは同12位。過去の対戦成績は日本の4勝1敗で、15年から2連勝中と分のいい数字が並ぶ。それでもフランカーのリーチ・マイケル主将(29)=東芝=は、「今まで試合した中でフィジカルが一番強いのがジョージア。ありえないくらい」とFWのパワーを警戒。「モール、スクラムで、対戦して自分たちがどれくらい成長できたか(確認する)」と位置づけた。
6月はすでにイタリアと2試合行い、ここまで1勝1敗。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(48)はこの試合を「決戦」と位置づけた。1年後のW杯を想定。連敗は許されない状況下での戦いという課題を克服する狙いがある。
屋根の締まらない豊田スタジアムで、試合当日は雨予報。リーチ主将は「雨は相手にとって有利。ジョージアは相当喜んでいると思う」とポツリ。フィジカルの強い相手に、さらに不利な状況で対戦する。「この連戦で体がしんどい中、あしたの試合はまたメンタルの勝負になってくる」。1年後を見据えて、逆境を乗り越える試金石とする。