ナダルが全仏11冠!「夢見た以上」赤土の王者涙 ホヅニノは無念準V…

 「テニス・全仏オープン」(10日、パリ)

 男子シングルス決勝は第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第7シードのドミニク・ティエム(オーストリア)を退け、2年連続11度目の王者に輝いた。四大大会通算17個目のタイトル。同一の四大大会で11度優勝はオープン化以前からの1960~70年代に全豪オープン女子シングルスで記録したマーガレット・コート(オーストラリア)と並ぶ最多。女子ダブルス決勝で穂積絵莉、二宮真琴組(橋本総業)は第6シードのバルボラ・クレイチコバ、カテリナ・シニアコバ組(チェコ)に屈し、四大大会で初のタイトルに届かなかった。

 ローランギャロスで11度目の頂点に立ったナダルは優勝杯を抱えると涙をこらえきれなくなった。昨季終盤から膝などのけがに悩まされただけに「自分が夢見てきた以上のものをキャリアで達成している」。大会中に32歳になった赤土の王者が再び強さを証明した。

 今季のクレーコートのツアー大会で唯一、黒星をつけられたティエムに格の違いを見せた。第3セット途中に左手の指がけいれんし「怖さを感じた」が、精神力で耐えた。ブレークを許したのは第1セットの1度だけと流れを渡さなかった。

 「けがで多くの出場機会を失った。年月が早く過ぎるのも分かっているし、あと10回ここでプレーすることもないだろう」と話す。ただ強靱(きょうじん)な肉体を誇るサウスポーは「体が持って、テニスをする喜びを感じている間は現役を続ける」と全力プレーを誓った。

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