レスリング協会HPに栄氏称賛記事→即削除を謝罪「個人の意見中心になってしまった」
日本レスリング協会は8日、都内で理事会を開催し、五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)へのパワハラが認定された栄和人前強化本部長の常務理事解任を23日の評議員会に諮ることを決定した。協会の倫理委員会は、パワハラを認定した第三者委員会の判断を受け入れ、理事会に報告した。
また、5月31日に協会のホームページに、現在、至学館大で指導を再開している栄氏について「【特集】世界一を目指す選手との間に乖離なし! 明治杯での10階級制覇を目指す、至学館大・栄和人監督」と、擁護する記事が掲載され、大きな批判を受け、すぐに削除となった事案も報告された。
北原広報委員長は「主観が入ったものを載っけてしまった。『協会の方針なのか』という問い合わせもいただいたが、倫理委員会が進めているのと真逆のこと。個人の意見が中心になってしまった」と、謝罪。この記事は編集長が書いたものであったことを説明し、「原因は2つ。取材した当人のコンプライアンス対応の理解が正しくなかったこと。また、出来上がった記事のチェック機能。編集長の記事をチェックする機能がなかった。再発防止について、事務局と協議中」と、した。


