栃ノ心が大関昇進 「力士の手本になるように」と口上 四字熟語はなし

大関昇進伝達式を終え、笑顔でガッツポーズをする栃ノ心(中央上)=東京都墨田区の春日野部屋
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 大相撲夏場所で13勝を挙げた栃ノ心(30)=春日野=が30日、大関昇進が正式に決まった。

 都内部屋で行われた伝達式に先代師匠(元横綱栃ノ海)も駆け付け、バンザイ。自身が昇進した1962年以来、56年ぶり名門部屋に大関誕生。「56年ぶりやっときてくれたね。ケガもあったし、よくここまで育てた。辛抱してた。良かった。まだもう一つ上があるからね。手綱を緩めず一気に上を目指して欲しい」と綱とりを期待した。

 午前9時27分、部屋に使者が到着。金屏風の前で春日野親方夫妻とともに待っていた栃ノ心に向け、使者が「本日の理事会において、関脇栃ノ心が全会一致で大関に推挙されましたことをご報告致します。本日は誠におめでとうございます」と告げると、栃ノ心は「謹んでお受け致します。親方の教えを守り、力士の手本になるように、稽古に精進します。本日は誠にありがとうございました」と、緊張気味に口上を述べた。

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