栃ノ心 大関昇進が確実に 審判部が昇進を推薦へ

勢を寄り切りで破った栃ノ心=両国国技館
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 「大相撲夏場所・千秋楽」(27日、両国国技館)

 審判部が千秋楽の27日、関脇栃ノ心(30)=春日野=の場所後の大関昇進に関し話し合い、千秋楽の結果にかかわらず昇進を推薦することで意見が統一された。阿武松審判部長(元関脇益荒雄)が会議後に八角理事長(元横綱北勝海)に昇進の可否を審議する臨時理事会の開催を要請。理事長にも了承された。

 30日に同理事会で審議され、昇進が決定すると、協会から使者が派遣され、昇進伝達式が行われる。同理事会で昇進が見送られた例はなく、30日に新大関・栃ノ心が誕生する。

 初日から12連勝し12日目には横綱白鵬(宮城野)をがっぷり右四つで撃破するなど、内容も満点。阿武松部長は「文句なしの相撲ぶり安定感も大関に値すると強く思って理事長にお願いした。四つ身で白鵬を倒せる力士はいない。本格的四つ相撲の大関になるだろうなと思う。上を目指す大関になってほしい」と最高評価した。

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