リレー侍 再結成で圧巻V 東京五輪に光! 日本記録と0秒25差

 男子400メートルリレーを37秒85で制し、記念撮影に応じる(右から)山県、飯塚、桐生、ケンブリッジ(共同)
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 「陸上・セイコー・ゴールデングランプリ大阪」(20日、長居陸上競技場)

 男子400メートルリレーで、リオデジャネイロ五輪銀メダルの「リレー侍」こと山県亮太(25)=セイコー、飯塚翔太(26)=ミズノ、桐生祥秀(22)=日本生命、ケンブリッジ飛鳥(24)=ナイキ=が日本Aとして再結成。当時樹立した日本記録に0秒25と迫る37秒85で優勝した。男子100メートルは向かい風0・7メートルの条件下、昨夏の世界選手権覇者のジャスティン・ガトリン(米国)が10秒06で優勝。山県が10秒13で2位に入った。

 宝刀はまだ、さびついてはいなかった。再集結したリレー侍が、リオ五輪をほうふつとさせる快走で圧勝。刀を抜くパフォーマンスも披露し、観客を沸かせた。

 第1走者の山県がガトリンに並ぶ好スタートを切ると、バトンパスの安定感は健在。大きなミスなくグングン加速し、1位でゴールを駆け抜けた。

 シーズン序盤で個々が本調子ではない中、圧倒的なチーム力を披露。第2走者の飯塚が「お互い信じ合えている。東京五輪へつながる」と言えば、土江五輪強化コーチは「1、2回合わせただけでこのタイム。自信になった」と絶賛。選手らが「出せる」と口にした日本記録はもちろん、五輪金メダルの目安となる37秒台前半も「見えますよね」(土江コーチ)と力強かった。

 切れ味にはまだ伸びしろあり。リオできらりと光ったその刀を、東京へ向け研ぎ続ける。

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