多田修平“不満”10秒25で準決勝進出 「10秒0台」で有終4連覇へ

 「陸上・関西学生対校選手権」(10日、西京極陸上競技場)

 陸上の関西学生対校選手権の100メートル予選が10日、西京極陸上競技場で行われ、多田修平(21)=関学大=は追い風2・5メートルの参考記録ながら10秒25で1組1着となり、11日の準決勝に進んだ。後半は流したとはいえ、自己ベスト10秒07にほど遠い走りに「まだ硬い」と不満顔。それでも決勝まである11日のレースでは、1963年まで4連覇を果たした浅井浄氏以来55大会ぶりとなる大会4連覇を目指す。

 進むのは“東京ロード”だ。浅井氏は関学大の卒業生で64年東京五輪男子400メートルリレー日本代表。55大会ぶりの偉業達成となれば、目標に掲げる「東京五輪」を経験した大先輩と同じ道をたどることになる。多田は「(状態は)徐々に上がっている。10秒0台で走って優勝したい」と拳を握った。

 大学対校戦だけに、「強い気持ちはある」と4年生の意地もにじむ。自身が持つ大会記録10秒22の更新はあくまで「最低条件」。納得のレースでTOKYOへの“第1歩”を彩る。

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