斉藤仁さんジュニア「東京五輪は無理と言われるが覆したい」国際大会Vで帰国

 柔道男子100キロ超級で、五輪王者の故・斉藤仁さんの次男、斉藤立(16)=東京・国士舘高=が20日、優勝したジュニア国際大会(ロシア・サンクトペテルブルク)から成田空港に帰国した。

 これが自身初の国際大会だった。「外国人選手はデカいのでビビりました」と明かしたが、自身も190センチ、155キロという体格の持ち主。特に父直伝の体落としが威力を発揮し、4試合をオール一本勝ちで飾り、「柔道やったら自分の方が強いと思った。早く(釣り手と引き手を)2つ持って投げることを意識した。体落としは体に染みついていてバンバン決まった」と手応えを口にした。

 2024年パリ五輪世代だが、これからの活躍次第では19歳で迎える20年東京五輪に出場できる可能性もゼロではない。まずはシニアの代表選考会である今年11月の講道館杯優勝を目標に挙げ、「筋力と体力をつければ見えてくる」と気合。「周りからも『東京五輪は無理じゃないか』と言われるけど、それを覆したい」と意欲を燃やした。

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