2018.04.06

八角理事長が救命女性にお礼と謝罪へ　尾車事業部長「言い訳はきかない」

　４日に京都府舞鶴市で開催した大相撲春巡業で多々見良三市長（６７）が土俵上で倒れた際、救命女性に対し、場内放送で土俵から下りるよう指示した問題で、兵庫県姫路市で巡業を行った春日野巡業部長（元関脇栃乃和歌）が５日、「不適切だった」と非を認めた。

　日本相撲協会は５日、八角理事長（元横綱北勝海）が今後可能になれば多々見市長へのお見舞いと、救命女性へのお礼と謝罪を直接行う意向であることを明らかにした。興行担当者の松ケ根親方（元幕内玉力道）が理事長ら執行部に経緯を報告。尾車事業部長（元大関琴風）は「言い訳はきかない。どんな時も人命が第一」と釈明した。また市長が搬送された後、協会関係者が土俵に塩をまいたという一部報道については、稽古や本場所で力士がけがをした後などにまく慣例に従ったことを強調した。