萩野復活へ全体1位で決勝進出 同世代の“星”大谷から刺激「やるしかない」

 「競泳・日本選手権」(5日、東京辰巳国際水泳場)

 今夏のアジア大会(ジャカルタ)などの代表選考会を兼ねて行われ、男子200メートル個人メドレー準決勝では不振が続く萩野公介(23)=ブリヂストン=が5日、1分57秒70の全体1位で6日に行われる決勝進出を決めた。女子50メートル自由形準決勝では池江璃花子(17)=ルネサンス亀戸=が24秒75で全体1位通過。決勝では、今大会3度目の日本記録を狙う。非五輪種目の男子50メートル平泳ぎは小関也朱篤(26)=ミキハウス=が自身の持つ日本記録を更新する27秒12で、100メートルとの2冠を達成した。

 悩めるリオ五輪金メダリストが不振脱出への糸口をつかんだ。力強い泳ぎで準決勝1位通過を決めた萩野は「悪くないです。自分の中でいい準備ができてきている」と、明るい表情で話した。

 初日の400メートル自由形では大きく離された2位。自身の日本記録から4秒以上遅れ、代表権も逃した。翌日の200メートル自由形は棄権。立ち直りを模索する中で、同世代の“星”の活躍に刺激を受けた。親交のある大リーグ・エンゼルスの大谷翔平が2日連続の本塁打。「すごい、本当にすごい。あれをセンターに運ぶなんて」と、目を輝かせて語った。

 自らも輝きを取り戻す。平井コーチからは「選手生命を懸けろ」と、ゲキが飛んだ。「やるしかない」。強い覚悟とともに、6日の決勝に挑む。

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