萩野公介が200m自由形を棄権、平井コーチ「気持ちも体もしんどい部分ある」
「競泳・日本選手権」(4日、東京辰巳国際水泳場)
今夏のアジア大会(ジャカルタ)などの代表選考会を兼ねて、男子200メートル自由形予選が行われたが、5連覇中だった萩野公介(23)=ブリヂストン=は棄権した。前日の400メートル自由形決勝で、標準記録を切れずに2位に終わっており、レース後は「(頭を)整理するのに時間が掛かる」と意気消沈していた。
けがや体調不良ではないというが、指導する平井伯昌コーチは「(本人が)気持ちも体もしんどい部分があると言うので、『200メートル個人メドレーに集中して、場合によっては400メートル個人メドレーも出ないくらいの覚悟でやったらどうだ』という話をした。まずは200メートル個人メドレーのことだけ考えて、400メートル個人メドレーはいけそうだったら出る」と説明。
今季は体調不良で調整が遅れていただけに、まずは最も有力な種目で代表権を獲得することに専念する考えを示した。