池江璃花子が日本新V 東京五輪へ“メダル圏内”突入「世界記録も視野に入れていく」

 「競泳・日本選手権」(4日、東京辰巳国際水泳場)

 今夏のアジア大会(ジャカルタ)などの代表選考会を兼ねて行われ、女子100メートルバタフライ決勝で、リオデジャネイロ五輪5位の池江璃花子(17)=ルネサンス亀戸=が56秒38の日本新記録をマークし3連覇した。前日の準決勝で出した記録をさらに0・20秒更新。リオ五輪では2位、昨夏の世界選手権でも3位まで0・01秒と肉薄する好タイムをたたき出し、今夏の国際大会で自身初のメダルを狙う。

 昨季まで世界の舞台で跳ね返されてきた悔しさをバネに、筋力トレーニングや持久系の練習に取り組んできただけに、「しっかり自信を持って臨めた。ずっと56秒3を目指すと言っていて、有言実行できた。自分で強くなったと思えるレースだった」と声を弾ませた。

 2020年東京五輪に向けて、同種目の日本勢では、1972年ミュンヘン五輪金メダルの青木まゆみ以来となる表彰台も現実味を帯びてきた。ようやく世界のトップで戦えるタイムを出したものの、「ここで出して終わりじゃなく、夏の世界大会でこのタイムを上回りたい」と池江。「ここで絶対に終わりにしたくない。(将来的に)目指すのは55秒台で、そして世界記録(55秒48)もしっかり視野に入れていきたい」と宣言した。

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