大鵬孫が朝青龍おいに勝利 ライバル対決3連勝で祖父超え序ノ口V見えた?

しっかりと組み合う納谷(左)と豊昇龍=エディオンアリーナ大阪(撮影・持木克友)
3枚

 「大相撲春場所・5日目」(15日、エディオンアリーナ大阪)

 “昭和の大横綱”大鵬(故人)の孫で元関脇貴闘力の三男・東序ノ口18枚目の納谷(18)=大嶽=が元横綱朝青龍のおい、豊昇龍(18)=立浪=を下し、無傷3連勝とし、勝ち越しに王手をかけた。

 デビューした初場所での前相撲に続き、完勝だった。低く入ってきた相手にも動じない。右上手をがっちりと取ると、落ち着いて前に出た。そのまま圧力をかけて寄ると体ごと土俵外へ倒した。

 高校アマチュア時代から、ライバル対決はこれで3連勝。「しっかり前に出られたので良かった。中に入られたけど落ち着いていた。負けたくない相手なので絶対に勝つという思いだった」と、納得顔で振り返った。

 祖父は57年初場所の序ノ口デビュー場所は7勝1敗で優勝は逃している。最大の関門を突破し、祖父超えの序ノ口Vも視界に入ってきた。

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