「日本大相撲トーナメント」（１１日、両国国技館）

　恒例のＯＢ戦で会場は盛り上がった。

　第１戦は不知火親方（元小結若荒雄）が小野川親方（元幕内北太樹）と対戦し、激しい突きで押し込んだが、土俵際かわされバッタリ。「もう少しだった。ちきしょー」と、悔しさをあらわ。

　続いて友綱親方（元関脇旭天鵬）は錦島親方（元関脇朝赤龍）とモンゴル出身対決。俵に足がかかりながら土俵際、うっちゃりで先輩の貫禄を見せた。

　第３戦、一番沸かせたのが振分親方（元小結高見盛）が鳴戸親方（元大関琴欧洲）に挑戦。ロボコップと呼ばれた現役時代同様、顔面に気合をみなぎらせ、体をたたきまくるしぐさに拍手喝采。ガップリ組み合った後、あっさりとつり出されて敗れたが納得。「気合入っているところを見せたかった。盛り上がって良かった」と、笑顔を浮かべていた。