貴乃花部屋から史上初の双子関取誕生 貴公俊新十両昇進 弟は貴源治

 日本相撲協会が31日、東京・両国国技館内で初場所後の番付編成会議を開き、貴公俊(たかよしとし、20)=貴乃花=の新十両昇進を決めた。これにより、昨年夏場所で新十両に昇進した一卵性双生児の弟・貴源治(貴乃花)と史上初の双子関取誕生となった。

 貴公俊は東幕下7枚目で迎えた初場所で5勝2敗と勝ち越し。十両下位に負け越し力士が多く出たことも昇進の追い風となった。

 相撲協会に残る資料によると、兄弟関取は英乃海(木瀬)、翔猿(とびざる、追手風)以来19組目。兄弟同時関取は15組目。

 ほかに炎鵬(宮城野)の新十両昇進も決まった。再十両には矢後(尾車)、照強(伊勢ケ浜)、志摩ノ海(木瀬)、翔猿、明瀬山(木瀬)の5人。昨年春場所初土俵の炎鵬は所要6場所での新十両で、前相撲からのデビューでは、高鉄山(大鳴戸)、土佐豊(時津風)、常幸龍(木瀬)と並んで最速(1958年以降)。

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