村上が「ホワイトベア・スポーツ賞」受賞 日本女子63年ぶり世界選手権で「金」獲得

 アマチュアスポーツの振興と技術、記録の向上に尽くし、功績のあった選手、指導者に贈られるデイリースポーツ制定「ホワイトベア・スポーツ賞」の2017年度受賞者が決まった。

 陸上男子100メートルで日本人初の9秒台をマークした桐生祥秀(東洋大)、体操世界選手権種目別床運動で日本女子63年ぶりの金メダリストとなった村上茉愛(日体大)の2個人が受賞した。

 ホワイトベア・スポーツ賞は1961年に制定、今回の表彰で57回目となる。桐生は13年度に個人で、16年度にリオ五輪陸上男子400メートルリレー日本代表チームの一員として受賞しており、3度目の選出は歴代最多。また村上は女子体操選手として初受賞となった。受賞者には奨励金、表彰盾、記念品が贈られる。

 村上は、昨年10月に行われた体操の世界選手権(カナダ・モントリオール)女子床運動決勝で14・233点を記録し、金メダルを獲得。日本女子では床運動で史上初、全種目を通じても1954年ローマ大会で平均台優勝の田中(現姓池田)敬子以来63年ぶり2人目の世界一に輝いた。

 体操は五輪で男女合計98個のメダルを獲得しているが、女子は64年東京大会団体総合の銅メダル1つにとどまる。H難度の大技「シリバス(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)」を代名詞とする女子の第一人者が、体操ニッポンの歴史を動かした。

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