東洋大・酒井監督の采配ズバリ 4年ぶり往路V「下馬評低いが狙ってた」

会見を行う東洋大・酒井俊幸監督(左)。右は1区を走った西山和弥=神奈川県・芦ノ湖(撮影・中田匡峻)
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 「箱根駅伝・往路」(2日、大手町~神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場)

 東洋大が5時間28分29秒で、4年ぶりに往路優勝を果たした。3連覇中の青学大、出雲駅伝優勝の東海大、全日本大学駅伝優勝の神奈川大の“3強”が優勝候補として有力視されていたが、酒井俊幸監督(41)は「今回、下馬評は低かったが、私たちは往路優勝を狙っていた」と、してやったりといった表情で笑った。

 往路は1年生3人、2年生1人、3年生1人を起用するという大胆な采配が奏功した。1区では西山和弥(1年)が区間賞を獲得し先行。3区は、エース山本修二(3年)が区間賞を獲る走りで後続を引き離した。若いメンバーで先頭を守り切り、「思い切ったオーダーだったが、見事に応えてくれてレベルの高い走りをしてくれた」と目を細めた。

 「2区でうまく流れをつかめれば、3、4区は自信があった」と指揮官。エース山本は2区、5区での起用の可能性もあったが、あえて青学大のエース田村和希(4年)にぶつけ、ライバルの勢いをそいだ。「青学大さんは神野君が逆転したとき(91回大会)以外は、3区で主導権を握っている。(今回)東洋大としては、逆に3区で主導権を握りたかった」と作戦勝ちに胸を張った。

 4年ぶりの総合優勝が懸かる復路に向けては、「青学大さんとは35秒差で、早大さんともタイム差がなく混戦になる。優勝争いもミスがあればどうなるかわからないし、トップ3からも落ちてしまう展開になる。うちは6区にスペシャリストがいないが、復路もしっかりトータルで戦いたい」と気を引き締めた。

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