元日馬富士は「引退相当」 八角理事長「重たい前例」 横審・理事会

 大相撲の元横綱日馬富士(33)=伊勢ケ浜=が幕内貴ノ岩(27)=貴乃花=を暴行した問題で、日本相撲協会の危機管理委員会(委員長=高野利雄・元名古屋高検検事長)は20日、東京・両国国技館で開いた横綱審議委員会の臨時会合と臨時理事会で最終報告をした。

 日本相撲協会は、引退した元横綱日馬富士に対し、横綱審議委員会の答申を受けて「引退勧告相当」とする処分を発表した。また、元横綱に支給される功労金が減額される見通しとなった。

 元日馬富士は暴行問題の責任を取って11月29日に引退しているが、あらためて再発防止への厳重な基準が定められた。八角理事長は「今後、横綱のような番付上位の力士が暴力を振るった場合は、引退勧告が処分の基準となる。重たい前例となる」と説明。今回の騒動を“戒め”にする強い思いをにじませた。

 元横綱への功労金については規定の金額から減らす方向で、「今後の検察の処分などを踏まえて検討する」と八角理事長。検察の判断を待ち、あらためて理事会で審議する。

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