14歳・張本に史上最年少V&全日本4冠期待 倉嶋監督「偉業成し遂げて」

 日本卓球協会は8日、都内で、来年1月の全日本選手権(東京体育館)の展望を報道陣に向けて説明した。男子日本代表の倉嶋洋介監督は、世界ランク17位の張本智和(14)=エリートアカデミー=について、男子シングルス史上最年少優勝と史上初の4冠というダブル快挙達成にハッパをかけた。

 張本は今回、男子シングルス、男子ダブルス、混合ダブルス、ジュニア男子の4種目にエントリー。特に今大会最年少で臨む男子シングルスは、10度目の優勝がかかる水谷隼(木下グループ)らとの世代交代に注目が集まる。

 倉嶋監督は「今の強さなら張本が抜けてもおかしくない」と話し、「今回期待するのは4冠王。過去にまだいないので、偉業を成し遂げてほしい」とエール。17歳の平野美宇(エリートアカデミー)と組む混合ダブルスについても、「2人ともダブルスはまだうまくないが、爆発力があるので楽しみ。想像を超えるプレーをする可能性を持っている」と期待を込めた。

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