日馬富士問題で横審、処分出ず

横綱審議委員会に臨む北村委員長(中央)=両国国技館(撮影・出月俊成)
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 日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審)が27日、東京・両国国技館で定例の会合を開いた。横綱日馬富士が貴ノ岩に対して起こした暴行問題について報告されたが、横審としての処分は出なかった。

 北村正任委員長は「引退勧告とか、休場させるとか、注意とかあるが、具体的にどのレベルの処分がという話にはなっていません。ただ、厳しい処分が必要だろうという、そういう抽象的な話がありました」などと語り、この日は判断を示さなかった。

 横綱審議委員会は、内規で、成績不振や横綱としての体面を汚すと判断した横綱に対して、出席委員の3分の2以上の賛成で、厳しい順番に「引退勧告」「注意」「激励」を行うことができるが、理事会の決議と異なり、ただちに横綱の地位に拘束力を持つものではない。

 この日の横審は午後5時半過ぎから開かれ、北村委員長をはじめ、9人の委員全員が参加した。相撲協会からは八角理事長、危機管理委員長を務める鏡山理事らが出席し、九州場所中に発覚した日馬富士の暴行問題について、八角理事長がこれまでの経緯などを報告。横審では対応が話し合われた。

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