「関東大学ラグビー・対抗戦、早大２３－２１慶大」（２３日、秩父宮ラグビー場）

　早大が慶大に２３－２１で逆転勝ちし、５勝１敗とした。慶大は４勝２敗。定期戦、対抗戦での両校の通算対戦成績は早大の６７勝２０敗７分けとなった。対抗戦は６戦全勝の帝京大が既に７連覇を決めている。帝京大が２６日に筑波大に敗れ、早大が１２月３日の明大戦に勝てば同時優勝の可能性がある。

　早大は最大１２点差の劣勢をはね返し、ライバル慶大に逆転勝ちした。帝京大との同時優勝に望みをつなぐ大きな１勝。後半３２分に同点トライを決め、勝ち越しのＧＫにつなげたロック加藤広主将は「（後半に）２トライを取られ、危機感を持ってアグレッシブにいけた」とうなずいた。シーズン終盤に向け、山下監督は「うまくいかなかったところを乗り越え、強みを出せたのはいい経験」と選手の成長を喜んだ。