厳重注意を受けた白鵬、過去に朝青龍とにらみ合いで厳重注意も

 「大相撲九州場所・12日目」(23日、福岡国際センター)

 11日目の取組で嘉風に敗れた後、土俵下で審判にビデオ判定を求めるアピールをし物議を醸した横綱白鵬(宮城野)は、取組前に審判部に呼び出され厳重注意を受けた。

 取組では、厳重注意にも動揺することなく、関脇御嶽海を一方的に寄り切り、1敗で単独トップを守った。白鵬は過去に何度も厳重注意を受けており、まとめてみた。

 ◆16年春場所 4日目の隠岐の海戦で押し出し直後に相手の胸を突いて土俵下に突き落とし、8日目には両足が土俵外に出ていた嘉風の左足を抱えて強烈に土俵下にたたきつけた。危険な駄目押しに関して9日目の取組後に審判部から呼び出され厳重注意を受ける。

 ◆15年初場所 1月26日の優勝一夜明け会見で、優勝を決めた13日目の稀勢の里戦が取り直しとなったことに「勝ってる相撲。子どもが見ても分かる相撲」と審判部を痛烈に批判。物議を醸し、29日に北の湖理事長(元横綱)から白鵬の師匠、宮城野親方(元幕内竹葉山)に口頭で厳重注意。

 ◆14年九州場所 8日目の照ノ富士戦で、土俵下に落ちた相手の背中を突き飛ばす駄目押し。師匠の宮城野親方に審判部が注意。

 ◆11年5月 26日発売の週刊文春でTシャツ・短パン姿で都内の繁華街を出歩く写真が掲載される。相撲協会は力士が外出する際は浴衣か着物の着用を義務づけているため、放駒理事長(元大関魁傑)が師匠の宮城野親方を通じて白鵬に厳重注意を下す。

 ◆09年5月 夏場所初日の2日前に朝青龍らモンゴル出身力士数人と千葉県内でゴルフコンペ。武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)から師匠の宮城野親方らとともに厳重注意を受ける。

 ◆08年夏場所 千秋楽の朝青龍戦で引き落としで敗れた後、駄目押しを受けたとして右肩をぶつける報復行為。一触即発ムードで土俵上でにらみ合った。朝青龍とともに北の湖理事長(元横綱北の湖)から厳重注意。

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