八角理事長「痛恨の極み」 日馬富士の暴力問題で声明

 大相撲九州場所の会場を後にする日本相撲協会の八角理事長=福岡国際センター
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 大相撲の横綱日馬富士(33)=伊勢ケ浜=が酒席で幕内貴ノ岩(27)=貴乃花=に暴行を加えて頭部などを負傷させた事件で日本相撲協会の危機管理委員会(委員長=高野利雄・元名古屋高検検事長)は19日、東京・両国国技館で日馬富士本人を初めて聴取した。

 これを受け、事件に関し取材に応じていなかった日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が文書で声明を出した。

 「このたびは、日馬富士の暴力問題につきまして、相撲ファンの皆さま、関係方面の皆さまに多大なるご迷惑、ご心配をおかけしまして、深くお詫び申し上げます。

 不祥事の再発防止を皆さまにお誓い申し上げ、協会全体で取り組んでいたにもかかわらず、このような事態を引き起こしてしまい、痛恨の極みであります。

 現在、鳥取県警の捜査に全面的に協力しているところですが、協会としましても、危機管理委員会において、本場所中ではありますが、すでに調査に着手しております。また関係者からの聞き取りにつきましても、休場中の力士ら、可能な範囲で進めてまいります。

 できるだけ早く、事実関係を明確にすべく、最大限の努力をいたします。再発防止の対策につきましても、協会の総力を結集して、講じていく所存です。

 このような状況であるにもかかわらず、11月場所では、連日、大勢のファンの皆さまにお越しいただいております。心より感謝申し上げます。

 皆さまのご支援を裏切らないよう、一層の土俵の充実を図るべく、取り組んでまいります」

 公益財団法人 日本相撲協会 

 八角 信芳

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