新婚さん瀬戸大也 自己ベストV 風邪も“どこ吹く風”
「競泳・W杯東京大会」(14日、東京辰巳国際水泳場)
短水路(25メートル)で争われ、男子200メートル個人メドレー決勝は、7月の世界選手権銅メダリストの瀬戸大也(23)=ANA=が、自己ベストを3年ぶりに更新する1分51秒40で優勝した。
喜びの声は“鼻声”だった。「自己ベストが出てビックリしている。おとといから風邪をひいていたけど、フィーリングはいい。正直出来すぎだけど、出せるときにタイムを出したい」。気持ちの高まりが体調不良を上回っていた。
10月1日に妻で飛び込みの馬淵優佳と結婚式を行い、モルディブへの新婚旅行に出発。そのままオーストラリア合宿を経て、これが挙式後の国内初戦だった。「ハネムーンで練習してないわりには泳げた」と予想外の快泳に驚き、「日々いろいろと充実しているので、気持ちがオンになりやすい」と瀬戸。“新婚パワー”を自己ベスト更新という形で示した。
15日には400メートル個人メドレーに出場するが、「あしたも前半から積極的に行って、世界記録(3分55秒50)を狙いたい」と大きく打って出た。