海老沼匡、73キロ級での3位に「次につながる」

 「柔道・講道館杯全日本体重別選手権」(11日、千葉ポートアリーナ)

 来年の世界選手権(バクー)代表第1次選考会となる大会の男女計7階級が行われ、女子78キロ超級は今夏の世界選手権団体戦金メダルメンバーで高校2年の素根輝(そね・あきら、17)=福岡・南筑高=が、決勝でユニバーシアード大会無差別級金メダルの井上あかり(環太平洋大)に一本負けし、初優勝を逃した。女子70キロ級は新添左季(山梨学院大)が2連覇。男子73キロ級は19歳の立川新(東海大)が連覇し、66キロ級から転向した海老沼匡(パーク24)は3位に入った。

 66キロ級から73キロ級に転向した海老沼は本戦で敗れたものの、3位決定戦は一本背負いで一本勝ち。「3位になったので次につながる」と汗をぬぐい、「一戦一戦(この階級の)感覚をつかめている」と手応えを明かした。また、ロンドン五輪73キロ級銀メダルの中矢力(ALSOK)は81キロ級に出場。3回戦敗退となったが、「パワー差は感じなくなってきた」と前向きだった。

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