かど番大関高安 初日は千代大龍と対戦「当たり負けしないように」

 「大相撲九州場所」(12日初日、福岡国際センター)

 取組編成会議が10日、行われ、右太ももを負傷し秋場所を途中休場し、初のかど番の大関高安(27)=田子ノ浦=は初日、千代大龍(九重)、2日目は栃煌山(春日野)との対戦が決まった。

 この日朝は福岡県内の部屋で若い衆相手に胸を出すなどして調整。立ち合いを入念に確認し、本番モードに入って来た。

 「これまでの経験を生かして取ります。(千代大龍は)当たりの強い力士。しっかり受け止めて勝てることができれば2日目につながる。当たり負けしないように」と意気込んだ。

 今年は44勝を挙げ、現在、年間最多勝トップの横綱日馬富士(伊勢ケ浜)と3勝差。「長く通して成績を残すことは価値がある」とチャンスがあれば当然狙うつもり。

 左上腕部などの負傷から復活を目指す兄弟子の横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=は初日に玉鷲(片男波)、2日目に新小結阿武咲(阿武松)と対戦する。この日の朝稽古は休養した。

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