コンビニエンスストアで化粧品や食品などを万引したとして、窃盗の罪に問われた陸上の世界選手権女子マラソンの元代表で無職原裕美子被告(35)に、宇都宮地裁足利支部は8日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。
この日が初公判だったが、原被告が起訴内容を認めたため、即日判決となった。原被告は被告人質問で、現役選手時代の厳しい体重制限に伴い、暴食しては吐く摂食障害になったと説明。事件当時もストレスがあったとして「早く捕まって楽になりたいと思ってしまった。周囲に迷惑をかけて申し訳ない」と述べた。