【一問一答】羽生結弦「まだ自分本来の演技ではない」
「フィギュアスケート・ロシア杯」(21日、モスクワ)
男子フリーが行われ、世界王者でSP2位の羽生結弦(22)=ANA=は、自身4種類目の4回転ジャンプとなる4回転ルッツを成功させ、フリー1位の195・92点をマーク。総得点290・77点で2位に終わったが、収穫を得た大会となった。
羽生の試合後の一問一答要旨は次のとおり。
-限界に挑戦したのでは。
「挑戦はしにいきましたけど、結果としてミスになってしまっているので、そこは自分の弱さだなと思います」
-4回転ルッツは加点も。
「完璧なジャンプではないので、まだまだ良いジャンプができたなと思いますし、あと率直に、昨シーズンから積み重ねてきているループジャンプがショート(SP)、フリーともに入っていないのはやはり残念。もちろんルッツに集中していたことはありますけど、まだまだ練習が足りないなと思っています」
-失敗はあったかもしれないけど、挑んでいることが五輪の力になるのでは。
「一つ一つステップアップしていくしかないなと思っていますし、過去のこととかと比較する気はないんですけど、いつもよりは前進しているなという感覚はあるので、これからシーズン後半へ向けて一つ一つクリアしていきたいなと思います」
-自分にしかできない「SEIMEI」は。
「まだまだいっぱいいっぱいです。自分本来の演技内容では全然ないので、そういった意味では悔しい思いがいっぱいありますし、まだまだだなと思いますけども、これから努力を重ねていきたい」
-これからどう挑んでいきたいか。
「悔しいですし、はっきり言って悔しい思いと収穫と両方あったので、これからさらに成長していけると思っています。その糧をどんどん練習につなげていけたらなと思います」
-挑むことは素晴らしいと思う。
「スポーツなんで楽しみながらスケートをやっていきたいと思います」