マクラクラン、内山組が強敵から金星上げ初V 日本ペアとしては12年ぶりの快挙

 「男子テニス・楽天ジャパン・オープン」(8日、有明テニスの森公園)

 ダブルス決勝で主催者推薦出場のマクラクラン・ベン、内山靖崇(北日本物産)組が第2シードのジェイミー・マリー(英国)ブルノ・ソアレス(ブラジル)組を破り、初優勝した。1970年の現行男子ツアー制度導入後、日本ペアの優勝は2005年の同大会を制した岩渕聡、鈴木貴男組以来で史上2組目の快挙となった。シングルス決勝はダビド・ゴフィン(ベルギー)がアドリアン・マナリノ(フランス)を6-3、7-5で下し、初優勝した。

 12年ぶりの快挙を見届けた観客が総立ちで祝福した。まだペアでの経験が浅い25歳同士の日本ペアが昨年の全豪、全米オープンを制したダブルス専門の強敵から金星。「本当にうれしい、の一言しかない」と感極まった内山は相棒と誇らしげに優勝カップを掲げた。

 ニュージーランド人の父親と日本人の母を持ち185センチと長身のマクラクランはダブルスが専門。2人での大会出場は4度目というが、内山との連係に「毎試合毎試合強くなっていった」と着実な進歩を実感している。

 現行の男子ツアー制度が実施されてから日本ペアの優勝はおよそ半世紀で1組しかいなかった。歴史に名を刻み、内山は「間違いなくテニス人生で一番いい大会」と余韻に浸った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス