杉田祐一 6度目出場で大会初勝利 次戦は世界ランク12位ラオニッチ

 「男子テニス・楽天ジャパン・オープン」(3日、有明テニスの森公園)

 シングルス1回戦で世界ランキング40位の杉田祐一(29)=三菱電機=は同37位のブノワ・ペール(フランス)と対戦し、第1セットを6-4で奪った後の第2セット第1ゲーム途中に相手が棄権して2回戦へ進んだ。杉田は6度目の出場で大会初勝利。主催者推薦出場のダニエル太郎(24)=エイブル=は盧彦勲(台湾)に1-6、3-6で完敗した。

 第2セット第1ゲームでペールが「極度の疲労」という体調不良で棄権したが、続けていても第1セットを的確に支配した杉田の優位は変わらなかっただろう。プロ転向11年目にして今年ツアー初優勝と遅咲きの花を咲かせた杉田が日本のファンにもその実力を示した。

 強打とドロップショットを織り交ぜた変則テニスで知られるペールには5年前に1度対戦して敗れているが、「相手の得意なバックを打たせず、1球でも多く返しラリーを続けていこうと考えて試合に入ったが、思ったより相手を振れて、しかも調子がよくないのが分かった」とプラン通りに進められたのが勝因と語った。

 次戦は、超高速サーブの世界ランク12位ラオニッチ。ラオニッチは「(杉田は)動きの速い、ベースラインからリズムを作る選手」と警戒していたが、杉田は「自分にとって間違いなく大事な一戦になる。最初から全力で臨む」と、日本人としては錦織に次ぐ過去最高の世界ランク40位を塗り替えるべく挑戦する。

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