ムグルサ「夢かなった」ビーナス破り初V 勝利に必要な“全て”かみ合う

 女子シングルスで初優勝し笑顔のガルビネ・ムグルサ(左)と準優勝のビーナス・ウィリアムズ
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 「テニス・ウィンブルドン」(15日、ロンドン)

 女子シングルス決勝で世界ランク15位の23歳、ガルビネ・ムグルサ(スペイン)が同11位のビーナス・ウィリアムズ(米国)を7-5、6-0で破り、初優勝した。男子ダブルス決勝はルカシュ・クボット(ポーランド)マルセロ・メロ(ブラジル)組、女子ダブルス決勝はエカテリーナ・マカロワ、エレーナ・ベスニナ組(ロシア)が初制覇した。

 6度目の優勝を狙ったV・ウィリアムズを破り、初制覇を果たしたムグルサは「夢がかなった。体調、精神、テニスの技術。全てかみ合った」と満面の笑みで喜んだ。

 ともに武器の強打で攻める展開。序盤は得意のバックを警戒され、フォアを徹底的に狙われたが「最初の緊張が抜けたら調子が上がった」と徐々に深くて鋭いショットで追い込んだ。ミスで失ったポイントは相手の半分以下の11。第2セットはわずか1にとどめ、付け入る隙を与えなかった。昨年の赤土の全仏オープンで四大大会初優勝後は燃え尽き症候群のようになり、ツアー大会でタイトルなし。「四大大会は勝った後が本当に大変。優勝杯を返したくなった」と重圧を味わったという。克服した今では「そういう悩みもうれしいこと」と新女王はさらなる躍進を期した。

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