新大関・高安が黒星発進 荒レレ…2横綱3大関敗れる波乱の幕開け

 「大相撲名古屋場所・初日」(9日、愛知県体育館)

 波乱は新大関の高安から始まった。北勝富士とは初対戦だが、場所前の二所ノ関一門連合稽古では10戦全勝とまったく相手にしていなかったはず。ところが、立ち合いで右からのかち上げがすっぽ抜ける。のど輪で押され、もろ差しになられて寄られ、防戦一方。最後は高安が捨て身の首投げで呼び込んでしまい、押し倒された。

 この黒星を皮切りに豪栄道、照ノ富士と3大関が全敗。横綱、大関で5人以上が敗れたのは06年秋場所6日目(1横綱5大関が全敗)以来となるが、今場所と同じ4横綱3大関では61年九州場所6日目以来、実に56年ぶり。高安は何を聞かれても無言だった。

 結び前の日馬富士ものみ込まれた。8回の優勝のうち、昨年を含めて3回が名古屋と得意にしているだけに「(波乱が続いたが)自分の相撲に集中してました」と影響は否定したが、「きょうはこれくらいでいいですか」と言葉少なに引き揚げた。

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