カーリング男子、異例3カ月海外武者修行 平昌決め軍資金増!史上初メダルへ本気

 平昌五輪代表に決定しているカーリング男子のSC軽井沢クが4日、長野県軽井沢町でシーズンインを迎えて練習を公開した。自国開催だった98年長野五輪以来、20年ぶりの五輪出場を決めたチームのスポンサーは、これまでの16社から地元企業を中心に9社増えて25社になった。大きなバックアップを受けて、今夏には米国、カナダなど約3カ月の“海外武者修行”も敢行。日本カーリング界初のメダル獲得に向けて、万全の準備を整える。

 歴史を作る準備は整った。待ちに待った平昌五輪シーズンの到来。筋肉自慢のセカンド山口は「僕は長野五輪の日本代表がすごく格好良くてあの場所に立ちたいと思って、カーリングをやってきた。チームでの目標はメダル。個人での目標は世界ナンバーワンプレーヤーになること。いい色のメダルを取りたい」と力強く宣言した。

 今年4月の世界選手権で日本男子20年ぶりの五輪出場を決め、注目度は高まるばかり。スキップの両角友は先日、プロ野球・巨人の始球式に登板。またスポンサーも地元企業を中心に昨季までの16社から9社増の25社にまで増えた。

 これを受けて、チームは従来の予定を変更し、8月から11月まで米国、カナダを中心に海外試合を転戦することを決定。これまでにない3カ月の長期“海外武者修行”で、徹底的に感覚を鍛え抜く。山口は「これまでにできなかったことが、できるようになった」と五輪効果の実感を口にした。

 15日に開幕するアドビックスカップ(常呂)から今季がスタートする。「結果を出さなきゃというより、結果を出せないわけがないと思ってる」と、リードの両角公。長野五輪のカーリング会場だった軽井沢から生まれたチーム。日本初のメダル取りへ、挑戦が始まった。

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