桃田賢斗、劣勢しのぎ3連勝 高校後輩相手に「負け覚悟した」

復帰3戦目に臨んだ桃田賢斗=さいたま市記念総合体育館
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 「バドミントン 日本ランキングサーキット大会」(29日、さいたま市記念総合体育館)

 男子シングルス準々決勝が行われ、27日に約1年2カ月ぶりに実戦復帰した元世界ランク2位の桃田賢斗(22)=NTT東日本=は、日本ランク20位の古賀穂(早大)に2-0でストレート勝ち。復帰3連勝を飾り、30日に行われる準決勝に進んだ。

 福島・富岡高の2学年後輩である古賀に苦しめられた。第1ゲームは開始早々、3連続失点。得意のネットプレーでもミスするなど、その後も9-11と劣勢を強いられた。

 「出だしで消極的になってしまった。(古賀には)高校の時は簡単に勝てたけど、今日は本当に負けを覚悟した」

 しかし、その後は「開き直って打った」と徐々にペースをつかみ、21-19と競り勝つと、第2ゲームは21-7と圧倒。元エースの貫禄を見せつけた。

 復帰3戦目で、徐々に試合勘も取り戻してきた様子。「この1点を決めないといけないという要所がわかってきた」と、ポイントを決めると「よし!」と声を上げ、ガッツポーズを見せる場面もあった。一戦一戦、自信を取り戻していく。

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