復帰したバドミントン桃田一問一答「夢中で試合内容覚えていない」

 「バドミントン・日本ランキングサーキット大会」(27日、さいたま市記念総合体育館)

 男子シングルス1回戦が行われ、昨年4月に発覚した違法賭博問題による無期限大会出場停止処分が解除された元世界ランク2位の桃田賢斗(22)=NTT東日本=が、日本ランク29位の和田周(ジェイテクト)に2-0でストレート勝ちした。昨年4月のマレーシア・オープン以来の復帰戦を完勝で飾った桃田と一問一答は以下の通り。

 -約1年2カ月ぶりの試合を振り返って。

 「皆さんに支えられてコートに立てて、1点1点よりも1球1球を大事にできた」

 -相手の和田は元同僚だった。

 「お互いに手の内がわかってたので、やりやすさもあった。試合後に『頑張れよ』って言ってくださった」

 -硬い表情でプレーしていたが。

 「すごい緊張したけど、コートに立てた感謝の方が大きい。前半の方で、自分らしいプレーを取り戻せたと思う」

 -歓声が飛んだが。

 「コートに入ったときにすごい拍手で、そのおかげで緊張が解けたのでありがたい」

 -処分後もバドミントンを続けるという厳しい道を選んだ。

 「バドミントンを続ける環境をつくってくださったので、ここは逃げずに頑張ろうと思った」

 -バドミントンへの気持ちは。

 「ただプレーするだけでなく、感謝の気持ちを持つことが大事。前よりも厳しく取り組めている」

 -1年2カ月の間、取り組んだこと。

 「苦手だったランニングやウエートトレーニングにしっかり取り組んだ。今日は思った以上に体が動いたので、成果が出たと思う」

 -試合は勝ったが。

 「試合に夢中で、内容は覚えていないが、拍手はすごくうれしかった」

 -明日からの目標。

 「今大会の目標は1戦1戦、自分らしく、感謝の気持ちを忘れずにプレーすること」

 -今後の目標は。

 「いや、先の目標は決めてないが、今大会1球1球大事に戦いたい」

 -東京五輪に向けて今日はどうだったか。

 「ゼロからのスタートで、また今日みたいに応援してくれる皆さまや、これまでサポートしてくださった皆さまのためにも、一生懸命頑張りたい」

 -試合は楽しいか。

 「1球1球を大事にしようと戦ったが、ポイントが決まる度に『オ~ッ』と歓声が上がったので、気持ちよくプレーできた」

 -スディルマン杯をやっているが、また日本代表で戦いたいか。

 「いずれは日本のトップの人たちと切磋琢磨(せっさたくま)したい。日本トップのレベルが上がるほど自分も強くなれるので、今日(中国戦)も頑張ってほしい」

 -逃げない道を選んで。

 「以前は自分の中でプレッシャーもあり、苦しい時期もあったが、やっぱりバドミントンが好きなんだなと再確認できた。続けられることに感謝しかないし、強くなりたい」

 -昨日は眠れたか。

 「夜12時くらいまではドキドキして寝られなかったが、その後は眠れた」

 -当たり前だったコートにあらためて立って見えた景色は。

 「体育館に入って、たくさん応援していただいてるのがわかったし、対戦相手にも感謝しながらプレーできた」

 -昨年のリオ五輪は見たか。

 「あまり見ていない」

 -最後に5回お辞儀した気持ちは。

 「応援や支えてくれたことに、ありがとうございましたという気持ちだった」

 -今日のプレーでよかったところ。

 「自分の得点パターンであるネット前からのショットで、しっかり足を出して積極的にプレーできたのがよかった。前半は地に足がつかずフワフワしたが、途中から自分らしいプレーができた」

 -緊張したか。

 「試合するのが久しぶりで一気に緊張した。今まで感じたことのない複雑な気持ちで」

 -プレーに余裕は。

 「最後まで気持ちに余裕はなかったし、いっぱいいっぱいだった。点数的には離れたけど」

 -試合勘は。

 「1年ぶりの試合で相手のプレーも自分のプレーがどこまで通用するかもわからなかった。1試合ではわからない。気を引き締めていきたい」

 -ランニングやウエートトレーニングをやって、体重はどうか。

 「前が何キロだったかわからないが、今は67~68キロくらい。自主的に絞ろうと思って」

 -フワフワした感覚が落ち着いたのは。

 「自分の中では積極的に行こうと決めて、ヘアピンを打ったときに、いいネットプレーができたので、そのくらいから(落ち着いた)」

 -技術的に伸びたところ。

 「動きが速くなったので、最初はリズムが合わなかったが、細かいショットも少しずつコントロールできるようになってきた。最近は自分の思うプレーができている」

 -速く動けて合わなかったのか。

 「そうですね。前とは違う感覚でシャトルの下に入れたりしてたので。うまく修正できてきた」

 -決勝まで戦い抜いて体力を確かめたいか。

 「決勝まで行きたいというより、1戦1戦いろんな相手と対戦できるので、自分のプレーがどこまで通用するか確かめたい」

 -これまで競技を辞めようと思ったか。

 「バドミントンを辞めようとは思わなかったし、純粋に羽根を打つのが好きなんだなと思った」

 -バドミントンをやらなかった時期もあるか。

 「(昨年)5月から6月までの1カ月は一切羽根を打たなかった」

 -リオ五輪を見なかったのは。

 「見たくないと言うよりも、自分のことで精いっぱいだった」

 -苦手だったトレーニングに取り組んだ理由は。

 「今までは自分の思ったままに練習してきたが、競技をできる環境をつくってくれた皆さんのためにも、もう一度頑張ろうと自分と向き合った結果、苦手なことにも取り組もうと思った」

 -それは精神面の修行も兼ねてか。

 「練習させてもらえるという感情に気づいたら、やっぱりやらなきゃいけないなと思った。前はフィジカルよりも技術で勝負していたけど(それが)弱点かなと思い、取り組んだ。支えてもらっているのに中途半端ではダメだなと」

 -スタミナ面は。

 「1試合しかやってないのでわからない。試合直前は試合練習をやっていたが、実戦じゃないとわからない」

 -(リオ五輪銅メダルの)アクセルセンらが対戦を熱望していたが、知っているか。

 「周りの人から、こういう記事が出ていると聞かされていた。また日本のトップ、世界のトップ選手と戦いたい」

 -高校時代を過ごした福島のファンに対して。

 「福島や国民の皆さまを裏切ってしまった。あきらめない姿勢、食らいつく姿勢、コート内外での立ち振る舞いで信頼回復できるように、人としても強くなりたい」

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