バド桃田416日ぶり復帰星 「緊張で地に足つかなかった」

スマッシュを打つ桃田賢人(撮影・中田匡峻)
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 「バドミントン・日本ランキングサーキット大会」(27日、さいたま市記念総合体育館)

 男子シングルス1回戦が行われ、昨年4月に発覚した闇カジノ店での賭博行為で日本協会から受けた無期限大会出場停止処分が15日に解除された元世界ランク2位の桃田賢斗(22)=NTT東日本=は、和田周(JTEKT)に2-0でストレート勝ち。昨年4月6日のマレーシア・オープン1回戦(2回戦は賭博が発覚し棄権)以来、416日ぶりの復帰戦を勝利で飾った。

 桃田はジャンピングスマッシュや代名詞のヘアピン(ネット際で相手の手前に落とすショット)など、ブランクを感じさせないプレーを見せた。「すごく緊張して最初は地に足がつかなかった」と振り返ったものの、いきなり5連続ポイントを奪うなど元エースの実力を発揮。第1ゲームを21-7で先取すると、「自分のプレーを取り戻せた」と第2ゲームも21-8と圧倒し、試合時間わずか27分で完勝した。

 「すごく緊張したけど、コートに立てた感謝の方が大きい」。試合後は四方にお辞儀をした。「1球1球を大事にした。試合に夢中で内容は覚えていないが、拍手がうれしかった。コートに入った時にすごい拍手をしてもらって、緊張がほぐれた。ありがたかった」。終始、応援やサポートに対する感謝の言葉を繰り返した。

 東京五輪への意欲を聞かれると、「今日ゼロからスタートできた。応援してくれる皆さまのためにも一生懸命頑張りたい」と前向き。11~12月の全日本総合選手権で上位に食い込めば、日本代表復帰への道も開ける。

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