1964年東京五輪重量挙げ金メダリストの三宅義信氏(77)ら同五輪の日本代表選手の健康と体力を半世紀にわたって追跡する日本体育協会の調査で6日、厳しい練習で鍛えた元アスリートでも、加齢によって同年代の一般人の平均値よりも劣る項目が出てくるなど興味深い傾向が明らかになった。調査は国立スポーツ科学センター(JISS)と共に実施した。
昨年11月の最新の測定には体操男子の早田卓次氏(76)やバレーボール女子の井戸川(旧姓谷田)絹子さん(77)らの金メダリストのほか、男子マラソン8位の君原健二氏(76)ら約100人が参加。握力やバランス能力などをチェックした。