「バレーボール・全日本男女選抜大会」（５日、大阪市中央体育館）

　バレーボールの全日本男女選抜大会の準々決勝が行われ、女子で３連覇を狙ったＪＴは東レに１－３で敗れた。デンソーは久光製薬に３－０で快勝。岡山はＰＦＵ、日立はトヨタ車体をともに３－１で下した。男子はＪＴがＦＣ東京、パナソニックはジェイテクトをそれぞれ３－１で退けた。全日本選手権、プレミアリーグとの３冠を目指す東レが豊田合成にストレート勝ち。堺はサントリーにフルセットで競り勝った。

　３連覇を狙ったが、４強入りさえできなかった。サーブで崩されて勢いをそがれ、細かいミスも目立った。吉原監督は「全体的にどの試合もエンジンがかかるのが遅かった。勝負の世界なので一戦一戦勝っていかないと、そこ（３連覇）に達することはできない」と厳しい表情。リベロの井上は「これが今の実力」と潔く受け入れた。