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東京五輪マラソン代表2枠は一発勝負、1枠はタイム

東京五輪のマラソン代表選考方式について語る強化委員会マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古利彦氏
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 日本陸上連盟は18日、都内で会見を行い、20年東京五輪マラソン日本代表の選考方針を発表した。従来の選考方式から大きく異なるため、一見すると非常に分かりにくくなった。大前提として、東京五輪本番までに最低2回のレースを完走しなければならなくなった今回の選考方式を、可能な限りわかりやすく選考方法をまとめた。

 【1・マラソングランドチャンピオン(MGC)シリーズのレースに出場する】

 五輪を目指す上で、原則、最初に出場しなければならないレース群。17年度、18年度という2年度の間に、男女ともに最低1度はレースに出場し、後に行われる五輪予選に当たる「MGCレース」の出場資格を得る必要がある。

 (男子)福岡国際、東京、びわ湖毎日(以上、日本人3位までは2時間11分以内、6位までは2時間10分以内がMGCレースに出場権を得る)、別府大分毎日(同1位は2時間11分以内、6位までは2時間10分以内)、北海道(同1位は2時間15分以内、6位までは2時間13分以内)

 (女子)さいたま国際(同3位までは2時間29分以内、6位までは2時間28分以内)、大阪国際女子、名古屋ウィメンズ(以上、同3位までは2時間28分以内、6位までは2時間27分以内)、北海道(同1位は2時間32分以内、6位までは2時間30分以内)

 ※ただし、MGCレース出場にはワイルドカード枠がある。

 (1)17年8月1日から19年4月30日までに国際陸連が世界記録を公認する競技会で1・男子は2時間8分30秒以内、女子は2時間24分以内。2・同期間内の上位2レースの記録の平均が男子は2時間11分以内、女子は2時間28分以内。1か2のいずれかを満たした選手。

 (2)2017年の世界陸上ロンドン大会で8位以内の選手。

 (3)2018年のアジア大会(ジャカルタ)で3位以内。

 (4)MGCシリーズの各大会で気象条件などが理由で、出場資格を満たす選手が1人も出なかった場合、強化委員会が出場資格に相当すると認めた場合。

 【2・MGCレースで優勝すれば内定。2位、3位も内定対象で2枠決定】

 2019年9月以降に開催予定の“一発勝負”。優勝選手がタイムにかかわらず五輪代表に内定する。

 もう1枠は2位、3位のいずれか。17年8月1日から19年4月30日の間に男子は2時間5分30秒、女子は2時間21分00秒以内のタイムを持っている選手が代表に内定する。もし2位、3位の選手ともタイムを切っていた場合は、2位の選手が、両方とも切っていなかった場合も2位の選手が選ばれる。

 【3・最後の1枠は「MGCファイナルチャレンジ」で最速タイムを出した選手】

 「MGCレース」で代表に内定しなかった選手は「MGCファイナルチャレンジ」に設定された男女3大会で最速タイムを出した選手が代表に内定する。ただし、19年5月に発表予定の「MGCファイナルチャレンジ派遣設定記録」を突破しなければならない。

 もしも、MGCファイナルチャレンジ派遣設定記録を突破する選手がいなければ、「MGCレース」で代表に内定しなかった2位か3位の選手が選ばれる。

 MGCファイナルチャレンジとなるレースは以下の大会。(男子)福岡国際、東京、びわ湖毎日、(女子)さいたま国際、大阪国際女子、名古屋ウィメンズ

 【まとめ・“ほぼ一発勝負”のMGCレースの順位で2枠決定。残り1枠は最速タイム選手で救済】

 17年度、18年度の各レースは予備予選的な意味合いが強い。そして19年9月の「MGCレース」は順位重視の“ほぼ一発勝負”という極めて重要なレースになる。残り1枠はMGCファイナルで最も速いタイムを出した選手が内定対象となる。

 リオ五輪の方式で五輪に最も早く内定していた前年度の世界陸上最上位入賞者の項目はなくなった。このため19年カタール大会は、東京五輪選考に影響しない。

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