渡部香生子、6年ぶり代表落選 100自予選落ち「これで終わったわけではない」

 「競泳・日本選手権」(15日、日本ガイシプラザ)

 今夏の世界選手権(ブダペスト)代表選考会を兼ねて行われ、15年世界選手権女子200メートル平泳ぎ金メダルの渡部香生子(20)=早大=は、12年ロンドン五輪から続いていた世界大会代表を逃した。

 100メートル自由形に出場したが、予選で上位8位に入れず、リレーでの代表入りもできなかった。13日の100メートル平泳ぎでは3位だった。

 全レースを終えた渡部は「久々にやりきって、スッキリしたレースができた」と納得の表情。涙混じりに、「これで終わったわけではない。この反省を生かして、人間としても選手としても成長していきたい」と前を向いた。

 昨夏のリオ五輪に出場したものの、精彩を欠き決勝には残れなかった。昨冬には右足首を捻挫。練習を再開したのは年明けからだった。「悔しい気持ちはあるけど、けがが明けてから残された時間が2カ月弱。それを考えれば思ったよりもいい泳ぎができた」と復調の兆しもつかんだ。

 「これから始まったばかり。ユニバーシアード大会(8月、台北)の代表には入れると思うので、そこで世界選手権に出た選手より速く泳ぐことが目標」。世界女王が涙ながらに再起を誓った。

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