絶対王者・内村がミス連発…プロ初戦まさか4位 10連覇に向け暗雲

 あん馬で苦笑いする内村航平
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 「体操・全日本選手権」(7日、東京体育館)

 世界選手権(10月・モントリオール)代表2次選考会を兼ねた大会が開幕して個人総合予選が行われた。男子は五輪2大会連続2冠で、日本体操界初のプロとして初戦に挑んだ内村航平(28)=リンガーハット=は6種目合計85・350点で4位通過した。予選の結果は9日の決勝に持ち越さないが、10連覇に向けて不安の残る内容となった。千葉健太(順大)が首位で、白井健三(日体大)は3位。女子は村上茉愛(日体大)がトップに立った。

 日本体操界初のプロ選手としては、ほろ苦いデビュー戦となってしまった。目新しいリンガーハットのユニホームに身を包んだ内村だったが、最初の種目となった平行棒で、バーをつかみ損ねてバランスを崩すなど“絶対王者”らしからぬミスを連発。その後は鉄棒、床、あん馬と安定した演技したが、「疲労感が出た」というつり輪で再び着地を乱し、4位にとどまった。

 リオデジャネイロ五輪以来、約8カ月ぶりの実戦。「(平行棒は)普段ならありえないミス。調子はさほど悪くなかったけど、油断してしまった」。試合勘の欠如から、リズムに乗れなかった。注目を集めたプロ初戦にも「そんなことを感じることもできないぐらい厳しい戦いだった。もう少し気持ちに余裕があれば、良かったかも」と苦笑いで振り返った。

 目下、個人総合は38連勝中。08年11月以来、約8年半負けていない。予選上位はトップの千葉、2位の谷川、3位の白井、そして4位タイの萱と“シライ世代”が台頭した。世代交代の流れを食い止め、意地を見せられるか。

 「今日、1試合(予選を)やって少しは感覚が戻ってくると思う。今はもうほとんど開き直ってる」。プロとしての門出の大会。時代はまだ変えさせない。

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