内村航平 試合勘欠如でまさかの4位通過もシライ世代に対抗「ベテランの味を出す」

あん馬の着地でバランスを崩し苦笑いの内村航平=東京体育館(撮影・開出牧)
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 「体操・全日本選手権」(7日、東京体育館)

 男女個人総合予選が行われ、ロンドン、リオデジャネイロ五輪2大会連続金メダリストで、日本体操界初のプロ選手として初戦を迎えた内村航平(28)=リンガーハット=は、最初の種目の平行棒でのミスが響き、85・350点の4位タイでの予選通過となった。個人総合では現在38連勝中。08年11月以来、約8年半負けていない内村。予選の結果は9日の決勝に持ち越さないが、10連覇に向けてやや不安の残る内容となった。

 “プロ・内村航平”のお披露目の場としては、ほろ苦いデビューとなってしまった。最初の種目だった平行棒でバーを握りそこねるなどのミスが出て、バタバタの演技となってしまい、13・050点と大きく出遅れた。その後、鉄棒、床、あん馬と安定した演技で立て直したが、つり輪では着地が乱れ、13・800点。体力に不安があるのか、終盤は着地でふらつく場面が目立った。昨年8月のリオデジャネイロ五輪以来となる実戦。「ありえないミスが出た。調子はさほど悪くなかったけど、試合勘が戻りきってなかった」と、苦笑いで振り返った。

 首位の千葉、2位の谷川、3位の白井、4位タイの萱と、白井健三と同学年の世代が一気に頭角を現した。若手に囲まれる状況となり、「来るべき世代がきたな」と、台頭を歓迎した内村だが、あっさりと王座を譲るわけにはいかない。「今はもうほとんど開き直ってる。ベテランの味を出せたら。ミスなくやれれば、結果はついてくると信じてる」。時代はまだ変えさせない。

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