“2代目・山の神”柏原竜二が現役引退 今後は社業に専念

 箱根駅伝の5区山上りで圧倒的な強さを見せ、“2代目山の神”と呼ばれた柏原竜二(27)が3日、現役引退することを所属の富士通が発表した。自身のツイッターも更新し「私事ではありますが、2016年度をもちまして現役を引退する事になりました」と、報告した。今後は社業に専念する。

 柏原は東洋大時代に4年連続で5区を走り、4年連続区間賞、3度の区間新記録をマークするなど、圧巻の走りを披露し、その名を轟かせた。12年に富士通入り後は伸び悩み、5000メートル、1万メートルとも大学時代の自己ベストを更新することはできなかった。

 “山の神”は今井正人(順大・現トヨタ自動車九州)が初代。青学大の黄金時代を築き、“3代目山の神”と呼ばれる神野大地は、昨年コニカミノルタに入社し、今年12月の福岡国際マラソンでの初マラソン挑戦を表明している。

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