稀勢の里が横綱の貫禄示す 琴奨菊を破り9連勝 高安と同部屋で全勝

琴奨菊を突き落としで下した稀勢の里(右)=エディオンアリーナ大阪
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 「大相撲春場所・9日目」(20日、エディオンアリーナ大阪)

 先場所まで大関同士だった横綱稀勢の里(田子ノ浦)、関脇琴奨菊(佐渡ケ嶽)との対戦は、稀勢の里が突き落としで勝って9連勝とした。同部屋の高安とともに連勝を伸ばした。琴奨菊は6勝3敗となった。

 39本の懸賞がかかった一番は、琴奨菊が激しく踏み込み、稀勢の里も頭から当たっていった。土俵際に追い込まれた稀勢の里だったが、突き落としで横綱の貫禄を示した。

 これで通算63度目の対戦で稀勢の里が30勝33敗とした。先場所はかど番大関の琴奨菊が、横綱昇進を目指す稀勢の里を寄り切りで下していた。

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