高安AKB旋風巻き起こす まだまだ白星へービーローテーション!

 「大相撲秋場所・9日目」(19日、両国国技館)

 新関脇高安が大関照ノ富士を51秒9の大相撲の末に寄り切った。1横綱、2大関を撃破して7勝目を挙げ、来場所の大関とりの夢に前進。NHKのテレビ中継のゲストとして訪れていた、幼なじみで親交の深い元AKB48で女優の秋元才加(28)を「格好いい」とうっとりさせた。大関豪栄道は碧山を押し出し、9戦全勝で単独首位を守り、横綱日馬富士、平幕の遠藤は、ともに1敗を堅持した。

 和服姿で見つめる秋元も惚(ほ)れる逆転劇勝だった。高安は激しい突っ張り合いから右を差したが、もろ差しを許す。右手を“バンザイ”させられ、左上手1本。その状態で照ノ富士の攻撃を耐えた。力勝負で、最後は185キロを土俵外に落とした。

 「冷静に対処して落ち着いていた。不利な形から我慢して辛抱して立て直せた。今後何番もやる相手に、やりやすい印象は与えたくないですから」と会心の表情。1横綱、2大関を撃破し、勝ち越しに王手をかけた。

 「勝てて良かった」と安どする秋元の前で執念星。ともにフィリピン人の母を持ち、母親同士の仲が良く、高安が10歳のころから一緒に遊んでいた。関取になってから再会し、番付の見方などを教えた。今はプライベートでも親交が深い。

 秋元は「格好よかった。『相撲を通して日本のことを知りたい』と言ったら、すごく親切に教えてくれた。真摯(しんし)な男性と思っている。今はすごく仲良くしている」と口にした。

 高安は今は上だけを見る。三役3場所で合計33勝以上が大関昇進の目安だ。小結だった先場所は11勝挙げており、今場所も好成績なら、来場所が大関とりになる。

 「(高安は)いろいろなものを背負っている。将来は横綱になる」と秋元からも期待される。まだまだ白星を“ヘビーローテーション”だ。

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